太海駅(ふとみえき)は、千葉県鴨川市太海にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)内房線の駅である。

歴史

  • 1924年(大正13年)7月25日:鉄道省の駅として開設。
  • 1971年(昭和46年)
    • 1月1日:貨物取扱廃止。
    • 6月26日:荷物扱い廃止。
  • 1985年(昭和60年)
    • 3月1日:無人化。
    • 6月22日:鴨川市が駅委託を開始。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
  • 2009年(平成21年)3月14日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。東京近郊区間に組み込まれる。
  • 2019年(令和元年)7月1日:鴨川市による乗車券委託販売(簡易委託)の受託を解除し、終日無人化。
  • 2022年(令和4年)12月14日:新駅舎の使用を開始。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅である。かつては相対式ホーム2面2線を有し、互いのホームは跨線橋で連絡していたが、2024年(令和6年)3月現在は1面1線での運用である。ホームは嵩上げされていない。

旧駅舎は木造で非常に古く、全体は修繕と塗装が何度も繰返されてはいたが、老朽化のため、2022年(令和4年)3月より駅舎建替工事が実施され、同年12月14日より新駅舎が使用開始した。駅舎は自然を感じ取れることをコンセプトとし、ベンチは東京大学工学部の講義課題として、学生がコンクリート3Dプリンターを使って製作した。

茂原統括センター(安房鴨川駅)管理の無人駅で、簡易Suica改札機が設置されている。トイレは男女別水洗式。

2010年(平成22年)2月10日より外房線PRC型自動放送(路線上は内房線だが外房線CTCの管轄)が導入された。

のりば

  • ホームは10両編成までに対応する。

利用状況

2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は63人である。

JR東日本および千葉県統計年鑑によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

駅周辺

駅前広場があり、駅前は千葉県道247号浜波太港線に面し、駅入口と反対側は国道128号が通り、国道・県道沿いには中小商店や宿泊施設(鴨川温泉郷)などが点在する。仁右衛門島や鴨川松島などもあり、観光名所となっている。

  • 仁右衛門島(新日本百景の一つ)
  • 鴨川松島
  • 鴨川温泉郷
  • 太海海水浴場
  • 太海漁港
  • 千葉県立鴨川青年の家
  • 太海郵便局
  • 太海望洋の丘(太海多目的公益用地)
    • 早稲田大学鴨川セミナーハウス
    • 合併記念公園 (旧鴨川市と旧天津小湊町の合併)
  • 旧水田家住宅 (車で約17分) 
  • 太海フラワーセンター

バス路線

「太海駅前」停留所にて、日東交通が運行する路線バスが発着する。

  • 市内線:仁右衛門島入口行 / 誕生寺入口行
  • 館山線:館山駅行 / 亀田病院行

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
■内房線
江見駅 - 太海駅 - 安房鴨川駅

脚注

出典

利用状況に関する出典

JR東日本の2000年度以降の乗車人員
千葉県統計年鑑

関連項目

  • 太美駅 - 同音の駅。
  • 日本の鉄道駅一覧

外部リンク

  • 駅の情報(太海駅):JR東日本

駅レポート 内房線太海駅 仁左衛門島の駅 ぬるスタのブログ

太海駅(JR東日本・内房線)

【内房線】太海駅舎 取壊 ファイナルアクセス

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