株式会社倉元製作所(くらもとせいさくしょ)は、宮城県栗原市に本社を置く、薄型テレビ(FPD)用ガラス基板(液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、EL用およびセンサなどの微細素子向け)の開発、製造、販売を行っている会社である。東京証券取引所スタンダード市場上場銘柄の一つである(証券コードは5216)。

沿革

  • 1975年10月 - 有限会社倉元製作所として創業。
  • 1980年8月 - 株式会社化し、現在の社名となる。
  • 1995年1月 - 株式を店頭登録。(現在のジャスダック)
  • 1997年2月 - ヘルツ電子を子会社化。
  • 2004年11月 - 傘下の3社が合併しLADVIKとなる。FILWELを設立。
  • 2005年11月 - ドイツのショット社とショット・クラモト・ プロセッシング・コリア(SKPK社)を設立。
  • 2006年12月 - 倉元マシナリーが三友商鋼と合併。
  • 2007年6月 - SKPK社の株式をショット社に譲渡。
  • 2007年12月 - 東海工業・LADVIKの株式を売却。
  • 2009年1月 - ヘルツ電子事業停止(同年9月解散)。
  • 2009年2月 - セルコの株式を売却。
  • 2016年1月 - FILWELの株式を売却。
  • 2019年3月 - 連結子会社 倉元マシナリーを株式会社「シンメイ」(豊田市)に売却
  • 2019年3月 - 2018年12月期にて債務超過となり、上場廃止に係る猶予期間入り銘柄となる。
  • 2019年12月 - 事業再生実務家協会に事業再生ADRを申請。即日受理された。
  • 2020年3月 - 事業再生ADRが成立。
  • 2020年4月 - 第三者割当増資により、ニューセンチュリー有限責任事業組合が筆頭株主となる。

事業再生ADRを申請

倉元製作所は、2014年12月期から5期連続で最終赤字が続いており、国内液晶パネルメーカーの競争力減退に伴う受注減少などから、2018年12月期に債務超過へ転落。東京証券取引所は2019年3月に、倉元製作所株式を「上場廃止に係る猶予期間入り」に指定した。2019年12月期においても債務超過解消の見込みがないことから、倉元製作所は2019年12月25日に事業再生実務家協会に事業再生ADRを申請。即日受理された。

2020年1月8日に第1回債権者会議が開催され、同年3月13日に支援スポンサーにニューセンチュリー有限責任事業組合を選定。同年3月30日に開催される第3回債権者会議にて事業再生ADRが成立し、東京証券取引所に事業再生計画を提出。同年4月14日にニューセンチュリー有限責任事業組合に対して第三者割当増資を行った他、「上場廃止に係る猶予期間入り」の期間が1年間延長される。2020年4月30日に時価総額審査結果が発表され、時価総額5億円以上となったため上場廃止基準に該当しないことになったが、2020年12月期において債務超過となった場合は上場廃止となる。

グループ

かつての子会社

  • 株式会社FILWEL - 経営難に陥ったカネボウから精密研磨布・人工皮革事業を譲り受けるために2004年に設立。2016年1月26日にアスパラントグループ株式会社と株式会社福岡キャピタルパートナーズが出資する特定目的会社に売却。
  • 倉元マシナリー - 名取市で産業用自動化・省力化機械の設計・製造・販売1998年10月1日に設立。2019年3月、 株式会社「シンメイ」(豊田市)に売却。

脚注

外部リンク

  • 倉元製作所

会社概要 株式会社倉元製作所

マネジメントチーム 株式会社倉元製作所

設備一覧 株式会社 村元工作所

有限会社小倉製作所 GOTCHA

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