定輪寺(じょうりんじ)は、静岡県裾野市にある曹洞宗の寺院。
歴史
延暦年間(782年 - 806年)、弘法大師空海によって開山された。後に貞純親王により「桃園山定輪寺」に改称された。その後、真言宗から曹洞宗に転宗した。
当寺は連歌の大家である宗祇の墓所があることで知られている。宗祇は越後国(現・新潟県)で病を得、門人に付き添われて駿河国(現・静岡県)に向かう途上、箱根湯本で没した。遺言により、何回か訪れたことがあった当寺に葬られることになった。以降、連歌師の聖地となり、節目の年に宗祇の年忌法要が営まれている。
文化財
- 宗祇の墓所(裾野市指定史跡 昭和51年3月24日指定)
交通アクセス
- 裾野駅より徒歩15分。
脚注
参考文献
- 静岡県日本史教育研究会 編『静岡県の歴史散歩(歴史散歩22)』山川出版社、2006年



