藤川駅(ふじかわえき)は、愛知県岡崎市藤川町松本にある名古屋鉄道名古屋本線の駅である。駅番号はNH10。
概要
準急と普通が停車する。かつては平日朝に急行も数本停車していたが、下りの当該列車は準急に変更され、また東岡崎駅での接続が改善されたため、急行は停車しなくなった。近隣の高校にあわせて、テスト期間中や半日授業時などには、下校時間に合わせて昼間の急行の臨時停車がよく行われている。
駅西側には踏切があったが、上下ホームを行き来するにはこの踏切を通るしかなく、反対ホームに止まっている電車に乗ろうとした高校生が閉まっている踏切に無理矢理進入することがしばしばあり、それによって電車に轢かれ死亡する事故も過去に何度も発生していた。このため、2011年(平成23年)10月に踏切が廃止され跨線橋が設置された。これは岡崎市の事業として近隣の国道1号線沿いに「道の駅藤川宿」ならびに「岡崎市東部地域交流センター・むらさきかん」を整備する「藤川地区整備事業」の一環として行われた。
歴史
- 1926年(大正15年)4月1日 - 愛知電気鉄道により開業。
- 1935年(昭和10年)8月1日 - 名岐鉄道への合併により名古屋鉄道が発足したため、同社の駅となる。
- 1948年(昭和23年)11月1日以前 - 無人化。
- 2005年(平成17年)12月14日 - 駅集中管理システム開始およびトランパス導入。
- 2008年(平成20年)12月27日 - ダイヤ改正により準急停車駅に昇格。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」の供用を開始する。
- 2012年(平成24年)2月29日 - 「トランパス」の供用を終了する。
駅構造
6両編成対応の相対式ホーム2面2線の地上駅である。無人駅であり、駅集中管理システム(管理駅は東岡崎駅)が導入されている。かつては駅の東側に古い駅舎と構内踏切が存在したが、トランパス導入時に西側に新しい駅舎が完成したため解体された。立地としては小規模な盆地の中の直線区間上に位置する。
当駅から豊橋駅へは直通列車が停車しないため最低1回乗り換えが必要。豊川線の各駅へは土休日朝や平日夕方以降に直通列車が停車するため乗り換えなしで行ける。
配線図
利用状況
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は4,948人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中85位、 名古屋本線(60駅)中27位であった。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は5,280人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中83位、 名古屋本線(61駅)中28位であった。
『愛知県統計年鑑』『岡崎市統計書』等によると、年間および一日平均の乗車人員、乗降人員の推移は以下の通りである。
斜体の値は千人単位(千人未満四捨五入)
* 千人単位からの概算値
駅周辺に学校が多数存在することから近隣の同規模の駅に比べて乗降者数は圧倒的に多いが、昼間は普通列車しか停車しない。学校が休日となる土曜.日曜・祝日や学校が長期休業に入る時期などは利用者が極端に少なくなる。
駅周辺
- 国道1号近接
- 旧東海道 藤川宿
- 松並木
- 脇本陣跡(藤川宿資料館)
- 旧野村家住宅(屋号:米屋)
- 道の駅藤川宿(隣接)
- 岡崎市東部地域交流センター・むらさきかん(隣接)
- 一畑山薬師寺
- 愛知県道327号市場福岡線(旧東海道)
- 藤川街道
- 株式会社レッドバロン 本社
- 株式会社アイシン 岡崎工場
- 岡崎市立藤川小学校
- 愛知産業大学・短期大学
- 愛知産業大学三河高等学校、三河歯科衛生専門学校
- 愛知県立岡崎東高等学校
- 藤川郵便局
隣の駅
- 名古屋鉄道
- NH 名古屋本線
- □快速特急・■特急・■急行
- 通過
- ■準急
- 本宿駅 (NH08) - 藤川駅 (NH10) - 美合駅 (NH11)
- ■普通
- 名電山中駅 (NH09) - (舞木信号場) - 藤川駅 (NH10) - 美合駅 (NH11)
- □快速特急・■特急・■急行
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 藤川宿
外部リンク
- 藤川駅 - 名古屋鉄道




![藤川駅(名古屋鉄道) [AGUI NET]](http://www.agui.net/met/metsta-fujikawa-7h.jpg)