請証文(うけしょうもん)は、江戸時代の民事訴訟の裁許(判決)後に作成された証文。

概要

裁許が下された後、原告・被告の双方が裁許の内容を承諾して異議を挟まないことを奉行所などの訴訟機関に申し出るために提出された。同様の書類に上証文(あげしょうもん)があるが、それよりも略式である。

裁許の経緯・内容を記述した後、原告・被告以下関係者一同がその内容に反しないことを約するために連署の行って訴訟機関に提出した。

参考文献

  • 平松義郎「請証文」(『国史大辞典 2』(吉川弘文館、1980年) ISBN 978-4-642-00502-9)

古文書(冊子・一紙・巻子・絵図) 起請文前書(大判吹直に付起請文案文) 貨幣博物館

起請文前書(田方内検見の儀、本帳・別帳・新田共、名主・組頭・百姓立ち會い、毛上委しく検分仕るにつき) 上廣歴史資料学研究部門

第4回配本 氏人起請文・請文・請状 山代印刷株式会社

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(問屋場1227)証文之事 文化遺産オンライン